5組の監督と豪華キャストが参加し、“緊急事態”をテーマに5本の映画を撮り下ろした映画「緊急事態宣言」が、8月28日より、Amazon Prime Videoにて独占配信される。
いずれの作品も、現在の邦画界をけん引するクリエイターらが顔を揃え、一つのテーマをもとに、それぞれが全く異なるアプローチで、全く違う5つの 「映画」をつくりあげた。
メガホンを執ったのは、中野量太監督、園子温監督、非同期テック部(ムロツヨシ+真鍋大度+上田誠)、三木聡監督、真利子哲也監督。
各話あらすじ
#1:『デリバリー2020』
監督:中野量太 出演:渡辺真起子、岸井ゆきの、青木柚
あらすじ:自粛生活が続く中、離れ離れに暮らす家族が「誕生日は皆で祝う」というルールに従いオンラインで集まった。画面越しに食卓を囲む母、娘、そして息子。父は予定通り 19時に帰宅するという。だがこの恒例行事には、オンラインという以外にも例年と違う点があった…。
#2:『孤独な19時』
監督:園子温 出演:斎藤工、田口主将、中條サエ子、関幸治、輝有子
あらすじ:COVID-19 収束後に現れたさらに狂暴なウイルスにより、自粛生活の続く日本。人々は 50メートルのソーシャルディスタンスを保って生活していた。生まれてから一度も外に出たことのない音巳は、外から聞こえる奇妙な音が気になるあまり、初めて家の外へ踏み出すが…。
#3:『DEEPMURO』
監督:非同期テック部(ムロツヨシ+真鍋大度+上田誠) 出演:ムロツヨシ、柴咲コウ、きたろう、阿佐ヶ谷姉妹
あらすじ:俳優ムロツヨシは、念願だった柴咲コウとの恋愛ドラマの撮影に挑んでいた。だが、ムロの様子はどうも変だ。戸惑う柴咲は、心配そうにムロに話しかける。「ムロさん、いつもと違うけど大丈夫?」その時、撮影現場の扉が開いて入ってきたのは…!?
#4:『ボトルメール』
監督:三木聡 出演:夏帆、ふせえり、松浦祐也、長野克弘、麻生久美子
あらすじ:第二波が来る少し前。不倫で仕事を干された女優、鈴音の下に謎のメールが届く。その指示に従って出かけた新作映画の主演オーディションで見事合格した彼女は、監督からリモートで演技指導を受けることになるが…。
#5:『MAYDAY』
監督:真利子哲也 出演:各国の人々(日本パート:岩瀬亮、内田慈)
あらすじ:2020年5月。あらゆる国や地域で緊急事態が宣言され、世界中で自粛生活が続いていた。だが、風景や状況は全く違っても、地球上は同じ時間軸で繋がっている。北米、アジア、アフリカ、ヨーロッパ…。日本時間の19時ちょうど。世界はそれぞれの表情で過ごしていた。
オープニングテーマは…
「緊急事態宣言」の共通のオープニングテーマには、テクノミュージシャン・音楽プロデューサーの石野卓球による書下ろし楽曲「Emergency Frequency(エマージェンシー・フリークエンシー)」を起用。
また、オープニングのアニメーションは、ともに世界4大アニメーション映画祭のすべてでノミネーションを果たした気鋭のクリエイター・冠木佐和子氏と、水江未来氏が担当する。
「Emergency Frequency」はタイトルである「緊急事態宣言」をモチーフに、石野ならではのダンサブルかつユーモラスなテクノサウンドに仕上がっており、キュートで不思議な世界観のアニメーションにマッチした楽曲だ。
石野卓球は「ステイホームして作りました」とコメント。
冠木佐和子氏は「私はくしゃみをする事が割と大好きで、こよりを鼻に入れて故意にくしゃみをしたりすることもあるのですが、近頃はくしゃみをすること自体少々タブーな雰囲気になってきて複雑な心境なのでその気持ちをOPアニメに落とし込んでみました」、水江未来氏は「冠木さんが考えた原案を元に、OPアニメを作りました。1秒間24枚のフルアニメーション、めまぐるしい展開をご堪能下さい!」とコメントを寄せている。