カンヌのTikTokグランプリに日本人作品

TikTokが、第75回カンヌ国際映画祭のオフィシャルパートナーとしてグローバルで開催した「#TikTokShortFilm コンペティション」のグランプリに、東京を拠点に活動する長野県出身の本木真武太(もときまぶた)(@lang_pictures)さんが選出され、5月20日に行われたカンヌ国際映画祭の表彰式に参加した。

同コンペティションには、44の国と地域からたくさんのクリエイターが応募し、「#TikTokShortFilm」をつけて投稿された動画の総再生回数は45億回を突破。

グランプリ作品のタイトルは「Kitte kitte iino?(木って切っていいの?)」。日本の繊細な伝統工芸である桶づくりを紹介しながら、物を大切にすること、そしてその思いを未来につなげることをメッセージとして伝え、環境問題という幅広いテーマを3分の短い映画に落とし込んでいる。

その他の受賞作品

☆グランプリ(同時受賞)
「Love In Plane Sight」Matej Rimanic(@rimanic)/ スロベニア
愛をテーマにした作品。主人公2人のコミュニケーション手段として、紙飛行機を使った有名な三目並べゲームのアレンジを使用。

☆最優秀編集賞
「Zero Gravity」Tim Hamilton(@tim.diddle)/ ニュージーランド
ビデオゲームと現実をミックスし、無重力を表現した作品。

☆最優秀脚本賞
「Modern Princess」Claudia Cochet(@claudia_cochet)/ フランス
女性や声を聞いてもらえない、声を上げることができない人たちに対する暴力を糾弾している作品。