イギー・ポップ(73歳)が、新型コロナウイルスをテーマにした新曲「ダーティー・リトル・ヴァイラス」をリリースした。「Covid-19が現れた」という歌詞で始まるその曲について、イギーは今年、そのウイルスが全ての人達の生活に大きな影響を与えたため、歌にすることに決めたと説明している。
自身のYouTubeチャンネルに投稿された動画の中で、イギーはこう語る。
「直接的な歌詞を書きたかった。感情的だったり、深いものではなく、どちらかと言えばジャーナリズムのようなね」
「誰が、何を、いつ、どこでとね。『なぜ』という部分には触れなかった。複雑になりすぎるからね。でも、自分がどう感じたかを書いた」
「自分の人生において、とても大きな出来事だ。それに、たぶん誰にとっても。もうすぐ1年になる」
「もし、マン・オブ・ザ・イヤーというものがまだ存在するなら、それはこのウイルスだろう。だから、そういう歌詞にしたんだ」
他にも歌詞には「祖父が死んだ、代わりにトランプを手に入れた」「彼女はまだ19歳だけど、君を殺すことが出来る」「ダーティー・リトル・ヴァイラス(この汚いウイルス)が俺たちの中に眠ってる。いなくなった時は給料日、いなくなった時は遊べる日」などが含まれている。
この曲はマイアミにあるザ・セーフ・アンド・サウンド・モバイル・スタジオにて、共同作曲したレロン・トーマスと共にレコーディングしたそうだ。
新型コロナウイルス感染拡大が始まる前の今年1月、イギーはグラミー賞にて、特別功労賞を受賞していた。