まふまふ“初の顔出しMV”大反響

まふまふが新曲「ひともどき」の実写ミュージックビデオを、自身の誕生日である10月18日に公開。20日時点で100万再生を超えるなど、大きな反響を呼んでいる。


このミュージックビデオは、まふまふにとって初となる監督作品で、企画から撮影・編集まで、自らが指揮を執って制作された映像。

初めて映像監督を務めたまふまふは「視覚の面でも自分の考えを形にできることが嬉しく感じました。場面ごとに出したい画があっても、それを1つに繋げていく際に辻褄を合わせることが難しく、映像を作る方々の凄さや労力を再確認できたことも大きな成果でした」と映像監督としての立場を振り返る。

さらに今作は、今まで素顔を隠してきたまふまふにとっては初めて顔出しをしたミュージックビデオになっており、「今でも自分は顔は出すことに前向きではありません。しかし、表情を隠すことによって表現できないことがあまりにも大きく、自分の作品に制限をかけていることが気がかりでした。もちろん怖い気持ちはありましたが、今のうちに挑戦してみようと思い、このような形をとらせていただきました」と、顔出しの理由を語った。

撮影では、山奥の険しい廃線での撮影や、真夜中の廃校で、命綱を付けて屋上の縁の上に座るシーンなど、“ひきこもりらしくない”体を張ったロケを敢行。悠然とした自然と廃れた人工物が織りなす廃線特有の景観や、暗闇の校舎で佇むまふまふを、ドローンライティングを駆使した数台のドローンによる撮影手法によって、スケール感と孤独感を際立たせている。

また、アニメーションとグラフィックでは、心臓のように脈を打つ林檎の描写や、自らの影に飲み込まれてしまうシーンが、「ひともどき」という楽曲に込められた葛藤やもどかしさを印象的に表現されている。

まふまふ プロフィール

マルチクリエイター。動画投稿サイトやSNSにおいて、圧倒的人気を誇る。YouTubeチャンネル登録者数は260万人以上、Twitterのフォロワー数は180万人以上。投稿される動画は、オリジナル曲、歌ってみた、バラエティなど多岐にわたっており、YouTube・ニコニコ動画合わせて総再生数10億を超えている。

歌唱、作詞、作曲、編曲、エンジニアリングまで行い、また様々なアーティストにも楽曲を提供。中国の動画サイト・bilibiliでも登録者数が60万を超えるなど、日本のみならず海外でも支持を得ている。肩書きは「何でも屋」。