テレビ番組“ボツ企画”に鈴木奈々ら挑戦

芸能事務所のツインプラネットは、テレビ番組制作会社の厨子王株式会社との共同プロジェクトとして、テレビ局に提出したものの不採用になってしまった企画をやってみるYouTubeチャンネル「テレビ局にハジカレタ企画をやってみた。」を開設した。

同事務所によると、「テレビ番組制作会社は年中、テレビ局に番組企画書を提出しており、毎クール大量の企画書が届いています。そして、テレビ局で数々の関門を突破した企画書が番組、企画として通り、晴れてテレビで流れているのです。しかし、残念ながら番組化されず、ボツにされた企画書は各制作会社に数百、数千とあるのが現実です」とのこと。

そうした状況を踏まえ、ボツ企画の中に埋もれた“諦めきれない企画”“テレビじゃなかったらできたかもしれない企画”などに芸能人が挑戦し、このチャンネルで公開していくという。

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厨子王株式会社 取締役副社長 若林愛美さん コメント

テレビ番組制作会社の重要な仕事の一つが新しい企画を考え、テレビ局に企画書を提出することです。

しかし残念ながら企画が通ることはかなり難しい。

なぜなら主な民放テレビ局は東京に5局しかなく、ゴールデン・プライムタイムのバラエティー枠は限られているから…。つまり、多くのスタッフが必死に企画を考え、長い時間を費やしても、とんでもない数の企画書が陽の目を見ることなくボツになっていくんです!なんか勿体無いなあ、それが今回、新しいチャンネルを作った理由です。

このチャンネルは、実際に企画書がボツになった当事者が、その無念をちょっとだけ晴らすため、その企画をやって見るというチャンネルです。とはいえディレクター1人では作れません。そこでこの考えに賛同してくれた芸能事務所と協力体制をとり、タレントさんをボランティアで使わせていただくことになりました!さらには編集のためのスタジオも若手育成目的でボランティアで使わせていただくことになりました。

我々の思いは… ただただ、真剣に考えた企画を、一度形にしてみたい…面白いのか?それとも面白くないのか?形にして見て自分で納得したい!それを今後の企画書に生かしてテレビ局に提出したいという思いです。

そして協力してくれる芸能事務所は、新人タレントさんの練習の場として、または新たなジャンルへの挑戦として使ってくれれば幸いです。

厨子王株式会社 取締役副社長 若林愛美さん プロフィール

演出、プロデューサー、構成

日本テレビ「九死に一生スペシャル」「ザ!世界仰天ニュース」「24時間テレビ」、フジテレビ「プロ野球ニュース」、テレビ朝日「タイムショック」などのディレクターをやりながら、日本テレビ「9.11カメラはビルの中にいた」の事件再現を機に、「大韓航空機爆破事件の真実」「地下鉄サリン事件」「横田めぐみさんドラマ」「プリズンガール」など実録ドラマ監督。

「三菱リコール隠しの真実」でギャラクシー賞選奨受賞。出産後はフジテレビ「金曜プレステージ宮本警部」の脚本など。TBS「生き物にサンキュー」、BS朝日「あらすじ名作劇場」などの演出担当。1970年静岡県生まれ。